※アフィリエイト広告を利用しています

年収が低い人ほどオルカン投資で資産形成|VTやSP500の違い
将来が不安だし投資で生活が楽になったらいいなぁ…

とずっと考えていたので、オルカンへの投資を始めました。

収入が低い人ほどこそ、オルカンのような指数と連動するインデックス投資で資産を増やす方法が最適だと感じました。

なぜなら、大きなリスクをとらずに30年後には資産が増えている可能性が高いからです。

資産が増える可能性が高い理由はこれからの記事をみてください。

確実に資産形成できる投資を行えば、低年収でも安心できる環境を作れます。

オルカンとは投資信託の商品

オルカンとは投資信託の商品のことです。

正式名は、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)であり、SNS上では「オルカン」と呼ばれています。

ちなみに、投資信託は投資家から集めたお金を金融の専門家が投資家の代わりに運用することです。

ネット証券ならオルカンに100円から投資できるので、収入の少ない人でも挑戦しやすいでしょう。

最初に設定してしまえば毎月自動で積み立ててくれるので、先取り貯金感覚で運用できますよ。

全世界に投資するオルカンの特徴

オルカンの特徴は、以下の3つです。

  1. 全世界の株式指数に連動
  2. 超分散投資が可能

オルカンの中身は全世界の株式指数に連動するように構成されており、世界経済が上向けば必然的に運用成績も良くなる仕組みです。

特定の指数と連動することを目指した投資法をインデックス投資といいます。

先進国から新興国までくまなくカバーしているので、必然的に分散投資が可能になり、自分で世界経済について考える必要はありません。

また、どこかの国がコケても全世界に投資しているため、一国集中投資よりもダメージを負いづらいです。

全世界に投資するオルカンの特徴
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)目論見書より

とはいっても上記の画像のように、米国株で全体の6割を占めています。

しっかり経済成長している国をメインに組み込んでいるので、少しずつお金を増やすことができます。

また、先進国の株で9割近くを占めているため、投資したお金が紙くずになる心配はほぼありません。

なぜインデックス投資をすべきなのか

特定の指数と連動することを目指したインデックス投資が推されている理由は、指数に人間の能力は叶わないからです。

どんな金融のプロでも、長期で見ると指数よりも運用成績が落ちてしまうケースがほとんど。

投資バイブル的な有名著書には、以下のようにこき下ろされています。辛辣~~~

猿がダーツで選んだポートフォリオを運用するのと等しい

ウォール街のランダム・ウォーカー

このことから、20~30年の長期目線で投資する場合、安定感のあるインデックス投資が最適解だとわかります。

個別株で一発逆転は難しいのか

とはいっても、個別株での一発逆転ストーリーは目を惹くし、あわよくば…という気持ちになりますよね。

「一発逆転を狙いたい!」とまでは思わなくても、「配当金をお小遣いにしたり細かく利確してウハウハしたりしたいな〜」と考える人は多いと思います。

かく言う私もそのうちの一人です。

しかし、残念ながら私は数学的な知識を持っておらず、会計的な知識もゼロ。

こんな私が会社分析をして、指数よりも良い運用成績を叩き出せるわけがないですし、利確のタイミングもきっと外しまくりでしょう。

投資のプロですら、長期だと指数を超える運用ができていないのに、素人が一発逆転できる投資が到底できるとは思えません

一発逆転狙いで投資を始めるのは、投資ではなく「投機」です。

資産形成し、将来の自分を助けるための武器を作るのが「投資」です。

将来の生活を安定させるなら、投資から取り組むのが近い道だと思います。

オルカンのパフォーマンスは?

そこで気になるのは、オルカンのパフォーマンスです。

オルカンの年間の想定リターンとリスクはそれぞれ以下のとおりです。

リターン(年) リスク(年)
+8.53% 16.30%

とはいっても、%を出されてもイメージしにくいですよね。

実際にシミュレーションしてみましょう。

端数を切り捨ててリターンを8%・リスクを16%に設定し、毎月2万円を30年間積み立てた場合、3,000万円近くになります。

オルカンのパフォーマンスは?
三菱国際投信つみたてシミュレーションより

貯金のみの場合だと、720万円で打ち止めです。

順調に資産を増やせれば、貯金に約2,200万円上乗せできます。

それでは、月々の積立額を4万円にしたケースを見ていきましょう。

この場合だと、6,000万円近くまで資産が増えます。

オルカンのパフォーマンスは?
三菱国際投信つみたてシミュレーションより

貯金のみだと約1,400万円で打ち止めのため、投資した場合と比べて約4,600万の差が開いていることが分かります。

同じ金額を積み立てていても、30年後には数千万単位で変わってくるなんて恐ろしいですよね。

これが複利の力です。

もちろん、年間リターンが8%に達しない年もあるでしょう。

さらに、マイナス成長した場合は、毎月4万円を積み立てても200万円しか貯まりません。貯金のみと比べて1,200万円の損失が発生します。

このシミュレーションから分かるように、超長期で資産形成するなら極力アップダウンの少ない商品を選ぶことが重要です。

けっこう面白いので自分が積立てられる額&期間でシミュレーションしてみてね。
三菱UFJ国際投信のつみたてシミュレーション

VTやSP500にしない理由

以下のような似た商品も検討候補にあがってきて、選ぶべきポイントがわからず悩み始めると思います。

  1. VT
  2. 全世界株式(除く日本)
  3. VOO(SP500)

私は自分なりに出した根拠を基にオルカンを選択しましたが、どれも大きな差はないと言われています。

「細かい点で悩んでいて投資ができないなら、エイヤーで入金してしまった方が資産形成できる(意訳)」とインデックス投資の過激派は言っているくらいですw

ただ、「どちらでも良い」と言われてもどう選んだらよいか分からないですよね…。

選択するときに判断すべきポイントと私がオルカンを選んだ理由を紹介します。

オルカンとVTどっちにするか悩んだらオルカン

VTとは、米国籍のヴァンガード社が提供するETF商品のことです。

VTのみで先進国から新興国までの全世界の株式に投資できます。

…これだけだと、「オルカンと変わらんやん」って感じですよね。

オルカンとVTの大きな違いは、2つです。

オルカン VT
リアルタイム取引 ×
為替コスト ×
必要資金 100円から 4万円以上

VTは上場しているため、リアルタイムに取引できます。

つまり、安い!と思った瞬間に商品を購入できるのです。

一方、投資信託は上場していないため、注文を出してから約定まで時間がかかります。

ただし、資産形成という超長期的な目線で考えたときに、「安い」や「高い」と感じる値は誤差です。

また、VTは円をドルに変えてから購入する必要があります。

ドルに変える行為だけで手数料が取られるため、為替コストも考慮しなくてはなりません。

つまり、VTはリアルタイムに取引できるものの、ドル転するタイミングを見計らう必要があるのです。

実際、ここ最近の円安でドル転する勇気のある人は多くは無かったんじゃないかなと思います。

一方、オルカンは日本円で投資するため為替コストはかかりません。(正確には自分で為替を行う必要がない)

ゴリゴリ本業で稼いでいる人なら気にならないかもしれませんが、最低限必要な金額にも大きな差があります。

オルカンは100円からの投資も可能ですが、VTだと最低でも4万円近くのお金がないと投資できません

以上のことから、投資を始めるハードルが低いのはオルカンという結論をだしました。

オルカンと全世界株式(除く日本)で悩んだらオルカン

オルカンのなかでも、全世界株式(除く日本)という商品があります。

要は、日本以外の全世界に投資しますよ〜という商品です。

日本経済を信じられない人や、すでに日本の個別株を持っている人におすすめの商品ですが、日本の個別株を持っていないならあえて選ぶ必要はないかなと思います。

なぜなら、日本を除いてしまうと「全世界の株式に連動」という目的は果されないからです。

また、オルカンの組み込み国の割合を見てみると、日本は米国に次いで二番目に大きい割合で組み込まれています。

二番手(日本)を除いた全世界株式は正しいバランスなのか?というと少し疑問です。

大量の日本の個別株を持っているなら「除く日本」でも良いと思いますが、初めて資産形成するなら素直に全世界に投資する方法が良いのではないでしょうか。

オルカンと全世界株式(除く日本)の成績

オルカンと全世界株式(除く日本)の利回りを確認しましょう。

オルカン 全世界株式(除く日本)
リターン(年間) +8.53% 16.30%
リスク(年間) +8.95% 16.62%

リターンを見てみると…なんとまぁ日本が足を引っ張っているようです笑。

一方で、リスクは日本込みの方が若干低くなっています。

比較チャートを見ていきましょう。

蛍光グリーンが全世界株式(除く日本)、濃い緑がオルカンです。

オルカンと全世界株式(除く日本)の比較チャート
三菱UFJ国際投信比較チャートより

大きな差はないものの、全世界株式(除く日本)の成績が優れていると分かります。

ただし、全世界株式(除く日本)の場合だとリスクも大きくなります

つまり、極力リスクを回避しつつ、全世界の株価が上昇することに期待するならオルカンという結論が出るのです。

オルカンとSP500どっちにするか悩んだらオルカン

SP500とは、米国を代表する企業500銘柄の株価指数のことです。

つまり、SP500に投資すればアメリカの株価に連動した運用成績を得られます。

経済大国であるアメリカに集中しつつ、500企業に分散して投資することが可能です。

オルカンとSP500だと、SP500の方が成績が良いんですよ。実は。

ただし、我々の目的は30年後の老後に向けての資産形成です。

リスクヘッジするなら、新興国も含めた株式投資が安心だと考えています。

30年後も強い米国が健在しているかは、神のみぞ知る領域ですからね。

というか、今のところオルカンの過半数を米国で占めています。

オルカンならアメリカ市場がオワコンになれば、他の国の市場の割合が引き上げられることになります。

一方、SP500はアメリカ市場がオワコンになっても一蓮托生で、ずっと付き合い続けなければなりません。

これらの知識を前提にオルカンとSP500どちらで投資すべきか悩んだときに「両方を積立てればええやんけ」と結論を出す人もいるでしょう(私も同じ結論を出しかけた)

たしかに、どちらも優れた商品なので混ぜても特に問題はありません。

しかしながら、あえて混ぜるメリットもないらしいです。

正直なところ、SP500でも十分と言われています。

ただし、将来的に以下の懸念があるならオルカンを選びましょう。

  • アメリカ市場がオワコンになる可能性
  • 新興国が台頭してくる可能性

リターンを重視するならSP500の方が足を引っ張る要素は少ないです。

ただし、見方を変えればアメリカに集中投資していることになります。

オルカンとSP500の成績

オルカンとSP500のリターンとリスクを確認しましょう。

オルカン SP500
リターン(年間) +8.53% +15.66%
リスク(年間) 16.30% 18.51%

SP500の方が年間リターンを得られますが、同様にリスクも大きくなっています。

また、運用成績もSP500が優勢です。

青がSP500、緑がオルカンのチャートです。

オルカンとSP500の比較チャート
三菱UFJ国際投信比較チャートより

ただし、今後30年も米国の安定した経済が続く保障はどこにもありません。

もしかしたら、インドやアフリカ諸国が覇権を取っているかもしれないですよね(将来はどうなるか分からないという例え)

基軸通貨である米国は、おそらく今後も世界経済を引っ張っていく存在であることに変わりはないです。

ただ、リスクを軽減するならオルカンが安心だという結論です。

オルカンだけだと日々に変化がなくつまらない

インデックス投資でオルカンに投資し始めて気付いたことなのですが、まじでやることがないんですよ。

なぜなら、毎月の積み立ては自動で行われるため、考えることだけでなく手を動かすこともないからです。

せっかく投資を始めても、日々の生活に変化が生まれるわけではないので、個別株で一喜一憂する人たちが羨ましく思えてきちゃうんですよね。

変化やスリルを求めるのは投機

変化やスリルがあるものは、そもそも投資ではなく投機です。

資産形成に変化やスリルは必要ありません。

変化やスリルを求めるなら、娯楽として消えても笑えるお金で行いましょう。

投機で資産形成しようと思わないことが大切です。

個別株メインな人もインデックス投資を行っている

個別株メインで触っている人もインデックス投資を行っている人は多いです。

ずっと個別株メインで発信している人たちを見ていると、ごくまれにインデックス投資についても発信しています。

(そして毎月の積立額がオバケ級)

資産形成のコアはあくまでもインデックス投資で行っており、余裕資金で個別株や仮想通貨に手を出していると思った方が良いです。

つまり、最初にやるべきことはオルカンである程度の資産を投入することなのです。

低年収素人がやるべきことは小手先の技術よりも入金力

低年収な人がまずやるべきことは、オルカンを含むインデックス投資への入金力です。

とはいっても、年収が低ければ生活していくだけでも精一杯だと思います…。

これはたぶん、経験した人しか想像できないと思う。

何度も生活費の見直しをしたと思いますが、もう一度、生活費の見直しをしましょう。

オルカンなら100円から投資することも可能です。

少ない額でもオルカンに投資することで、将来の不安をかき消してくれるお守りになります。

100円でも家計が黒字になったら、オルカンへ入金しましょう(もちろん貯蓄も重要)

おすすめの記事